○金山町緑の憲章
平成14年6月2日
告示第41号
明治11年7月に訪れた英国の旅行家イザベラ・バードが「ロマンチックな雰囲気の里」と賛美した金山町の緑豊かな風景は、100年以上の時を経た今も変わることなく、四季を彩りながら日々の暮らしに豊かさと安らぎをもたらしている。
それは、私たち町民の誇りである。
私たちは、先人たちのたゆまぬ努力に感謝し、守り育てられてきた緑の自然を慈しみながら第53回全国植樹祭並びに開催と令和7年1月1日町制施行100周年を記念して、次のように町の木、花、鳥を定める。
一、 金山町の文化、産業、住宅及び景観に深く関わりを持ち、町民と町の発展性の象徴として、天空に真つ直ぐに伸びていく「金山杉」
一、 山形県の母なる川「最上川」の支川上流域に位置する「水清き町金山」に、四季を彩りながら清らかな水や爽やかな空気をもたらし、豊かな自然環境の証である「ぶな」
一、 白い花(4枚の苞片)や球状の赤い実をつける美しさは、この町に住む人の心を表し、切り妻で白壁の街並み景観に映える「やまぼうし」
一、長い年月、先人たちが林業と共存した証の地に咲き、人々の心と雪どけの里山に春を告げる可憐な花「かたくり」
一、悠久の四季めぐる神室山の麓を大きな翼で勇壮に飛翔する姿は、金山町を新しい時代へ羽ばたかせる「熊鷹」
これらの町の木、花、鳥を基に、新たな文化を創造しながら、この美しい里山の景観と豊かな自然を次代へ確実に引き継ぐことを決意し、「金山町緑の憲章」を制定する。
附則(令和6年12月11日告示第125号)
この告示は、令和7年1月1日から施行する。